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2025 .07.05
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今回は『冬の七草』を調べてみたいです。
今まで春から順番に調べてきたので最後に冬を調べたいのです。

情報自体が殆どないのです。
冬の七草はありますか?」などと言う質問は沢山みかけるのですが
実態が殆どないのです。

あとは「どこかのお店のオリジナル」ですね。
歴史的に調べてあるとか、裏付けがとれている物が無かったのです。

名前 学名 分類

(ねぎ)
Allium fistulosum ネギ科
ネギ属
白菜
(はくさい)
Brassica rapa var. pekinensis アブラナ科
アブラナ属
大根
(だいこん)
清白
蘿蔔
(すずしろ)
Raphanus sativus var. longipinnatus アブラナ科
ダイコン属
春菊
(しゅんぎく)
菊菜
(きくな)
Glebionis coronaria キク科
シュンギク属
法蓮草
菠薐草
(ほうれんそう)
Spinacia oleracea アカザ科
ホウレンソウ属
キャベツ
甘藍
(かんらん)
玉菜
(たまな)
Cabbage、Brassica oleracea var. capitata アブラナ科
アブラナ属
小松菜
(こまつな)
冬菜
(ふゆな)
鶯菜
(うぐいすな)
 
Brassica rapa var. perviridis アブラナ科
アブラナ属

以上が『冬の七草!?』と銘打っていた物です。
そして裏付けはとれてません。
調べている時にも書かれていたのです。

確証はない」と「地方によって変わる

確証が無くて、地方によって変わるとなると探すのが難しいのです。
春の七草』が1月7日に用意するので冬は厳しいのでしょうね。

もうすでに冬の野草は使ってしまっているので上に書いた物も、
スーパーで何時でも買えるものですしね。

探し方が悪かったのかもしれないのですが
冬の七草』は無さそうです。



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今回は『秋の七草』を調べたいです。
今までの春、夏の七草は食べるが重点に置かれていましたが
今回の『秋の七草』は見て楽しむのです。
秋の七草』を定着させた人物が山上憶良(やまのうえのおくら)
という奈良時代初期の貴族・歌人です。

秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴朝がほの花

この二つの歌を[山上憶良]が万葉集で詠んだ事が
秋の七草』の始まりです。

名前 学名 分類

(はぎ)
Lespedeza マメ科
ハギ属

(すすき)
Miscanthus sinensis  イネ科
ススキ属
桔梗
(ききょう)
朝顔
(桔梗の古名)
Platycodon grandiflorus  キキョウ科
キキョウ属
撫子
(なでしこ)
Dianthus superbus L. var. longicalycinus  ナデシコ科
ナデシコ属

(くず)
Pueraria lobata  マメ科
クズ属
藤袴
(ふじばかま)
Eupatorium japonicum  キク科
ヒヨドリバナ属
女郎花
(おみなえし)
敗醤
(はいしょう)
Patrinia scabiosifolia  オミナエシ科
オミナエシ属


今回は規模の大きい話でした。
あの「万葉集」がでてくるとは思わなかったのです。
そして問題になってくるのが「朝顔が桔梗説」ですね。

[山上憶良]が詠んだ歌の朝顔が桔梗みたいなのです。 
本来、朝顔は日本の植物ではないのですが、
奈良時代には広く栽培されていたみたいです。

最初は『秋の七草』と言うのに、
何で朝顔が入ってるのか!? と不思議になっていたのです。
イメージで朝顔は夏の花なのです。
調べてみたら開花時期が「5月下旬から10月中旬」位みたいなのです。
遅咲きだと11月位に咲く事もあるみたいです。

そして時代ごとに、まだまだ沢山の
秋の七草』は存在するみたいですが
今回は一番有名な物を調べてみたました。
色々と調べてみて面白かったです。



今回は『夏の七草』です。
夏の七草』は二種類あるのです。

1.昭和の初め頃の 園芸研究家の勧修寺経雄が詠んだ和歌

涼しさは よし い おもだか ひつじぐさ はちす かわほね さぎそうの花

から選ばれた七草です。

名前 学名 分類

(よし)
Phragmites australis イネ科
ヨシ属
藺草
(いぐさ)
Juncus effusus var. decipens イグサ科
イグサ属
沢瀉
(おもだか)
Alisma plantago-aquatica var. orientale オモダカ科
サジオモダカ属
未草
(ひつじぐさ)
Nymphaea tetragona  スイレン科
スイレン属

(はちす)
Nelumbo nucifera Gaertn ハス科
ハズ属
河骨
(こうほね)
Nuphar japonicum  スイレン科
コウホネ属
鷺草
(さぎそう)
Habenaria radiata  ラン科
ミズトンボ属

夏の水辺の代表的な涼を呼ぶ植物たちです。
流石は園芸研究家(現東京農大卒)ですね。


2.第二次世界大戦中に、戦時中の食糧難の 
   時節にも食べられる植物として 
   日本学術振興会学術部・野生植物活用研究小委員会によって
 以下の7種類が『夏の七草』に選ばれた。

名前 学名 分類

(あかざ)
Chenopodium album var. centrorubrum ヒユ科
アカザ属
猪子槌
(いのこずち)
Achyranthes bidentata var. japonica ヒユ科
イノコヅチ属

(ひゆ)
Amaranthus ヒユ科
ヒユ属
滑莧
(すべりひゆ)
Portulaca oleracea スベリヒユ科
スベリヒユ属
白詰草
(しろつめくさ)
Trifolium repens マメ科
シャジクソウ属
姫女
(ひめじょおん)
Erigeron annuus キク科
ムカシヨモギ
属露草
(つゆくさ)
Commelina communis ツユクサ科
ツユクサ属

2つ目の『夏の七草』は風流とはかけ離れてます。
戦時中の食糧難の時に決められたのです。
選ばれた理由も、焼け跡にもたくましく成長して
全国的に何処にでも生息して沢山収穫できる。

しかし個人的な感想としては一つ目の
夏の七草』が好きですね。
選ばれた野草も水辺で育つ涼しげな
イメージでまさに『夏の七草』で良いです。



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